虹のかなたに

たぶんぼやきがほとんどですm(__)m

2014-01-01から1年間の記事一覧

第93回 修学旅行の本義

先日、知り合いの小学生の子が修学旅行に行ってきたと言うので、「どこに行ったん?」と問うてみた。答えて曰く、「明治村と、名古屋港水族館と、ナガシマスパーランド」と。 更に続けてみた。「ふうん。ところで『修学旅行』というのは読んで字の如く、『学…

第92回 保険屋ガールズ

昼休みの時間になると、勤務先に某保険会社のセールスレディが現れるのだが、あれがどうも苦手である。 最近は忙しいので、会社の1階にあるコンビニで弁当を買い、自席に持ち帰って食べるのが習慣化しているのだが、さて昼休みなのでコンビニに行こうと思っ…

第91回 事件は現場で起きている

秋風の心地よさを感じるようになった今日この頃に、夏休みのことを未だにねちねち言うのはどうかと思うが、緊縮財政下、今年も夏の逃避行が叶わなかったのは痛恨の極みである。9月以降の三連休は全て三連勤、今日など台風と闘いながらそれでもやはり「三連休…

第90回 夏の忘れ物(二)

怒涛の如き忙殺の日々を経て、漸く夏期休暇に入っている。夏休みだけはしっかり7日間もらえるので、旅行に出る社員も多いようだが、私は休みになると体調を崩す、というより、それまで抑圧してきた病原が休みに入った途端、一気に顕在化して体を蝕むのが常で…

第89回 つばさよつばさ

先日、購読しているANAメールマガジンから「需要喚起2」と題し、本文には「sample2」とだけ記されたメールが届いて、少々吃驚した。ANAに搭乗したのはこれまでの人生の中で僅か4回、しかも出張など必要に迫られて乗っただけである。マイレージも、出張時のチ…

第88回 私の頭の中の消しゴム

先日、来春入社予定の新卒内定者たちを前に、30分ほど話をする機会があった。弊社の魅力とか、新卒に期待することとか、そういうことを話せばよかったのだろうし、もとよりその予定だったのだが、“まくら”のつもりの、入社からこれまでの自分の歩みを語るだ…

第87回 引越顛末記(二)

大阪港(やはり「天保山」と言わねば通じないが、めげずに第一声は「大阪港」で通している)での新生活も、驚くほどあっという間に1週間が経った。漸く諸々が落ち着いたところであるが、引っ越しって、肉体にも精神にも財布にも、こんなにきついものやったん…

第86回 引越顛末記(一)

昨日、大阪港への引っ越しと相成った。相変わらず「天保山」と言わないと通じない人が多いが、住所は港区築港1丁目、何と言われようと「大阪港」である。引っ越しの理由も前回記したが、我が家の財政状況を鑑みて、「今より3万5千円以上、家賃を抑えよう」と…

第85回 君の名は

今月末に、大阪港へ引っ越しをすることになった。子どものいない夫婦二人暮らしに2LDKのマンションは些か持て余し気味であり、1部屋は実質的に物置のようになっているから、それなら部屋を1つ減らし、物も減らして、身の丈に合った住まいにしようではないか…

第84回 迷子の子猫ちゃん

勤務先は商都大阪のど真ん中、本町の御堂筋沿いにある。Wikipediaを見ていると、「『淀屋橋-本町の会社に就職すること』がステータス・シンボルと言われる傾向がある(東京人の「丸の内」に匹敵するブランド・イメージ)」といった記述がある。「どこで働い…

第83回 ヤバいよヤバいよ

4月も半ばを過ぎた。新入社員たちの前に、間もなく立ちはだかる壁は「五月病」だと思っていたら、それを待たずして、僅か1週間で「会社に来なくなる」事例があちこちで起きているという。これが話題になった端緒は、ある参議院議員が自身のブログで明かした…

第82回 子どもは大人の鏡

いきなり下の話をして誠に恐縮であるが、今日、外回りから戻る途中に腹痛を催し、命からがら会社まで戻ってトイレに駆け込んだ。ところが、事無きを得て安堵したのも束の間、さてと思ったときに、我が身に降りかかった悲劇に気付いたのである。トイレットペ…

第81回 通勤天国

3月も下旬となって、新年度の準備に慌ただしい人も多いだろう。この春から、進学や就職で新生活のスタートを切る人にとって、住まいをどこに構えるかというのは、ちょっとした問題ではないかと思う。 私が通ったのは、千里の丘に聳える某マンモス私大であっ…

第80回 さよならのこちら側

往年の名優、沢村貞子は、立ち上がるときに「どっこいしょ」と言った自分に衰えを覚え、女優引退を決意したのだという。方や、座るときに「よいしょっ」と言ってしまう私は、自らの去り際を見出すこともできず、死に後れた老兵よろしく、怠惰の日々を重ねて…

第78回 続・それぞれの場所

「来年の話をすると鬼が笑う」と言うが、去年の話をいつまでもやっていたら鬼は怒るのだろうか、それとも深く悲しむのであろうか。何にせよ今になって昨年末の話をして申し訳ないのだが、第65回紅白歌合戦における『あまちゃん』特別編があまりに素晴らしく…